アジャイルコーチとして自分ができることが見つかったというお話
アジャイルコーチについてあれこれ悩んでたんだけど、自分としてはコーチの語源って言われてる「人を目的地に運ぶ」ってことに、島本和彦氏の「サンタになれ」、童話の「石のスープ」を組み合わせたものになりそうって思ったのでメモ。
コーチ
Wikipediaから引用。
「コーチ」という語は、ハンガリーのコチ(Kocs)という町の名に由来する[1]。コチは四頭引きの四輪大型乗合馬車が走った最初の地であった[1]。そこから「人を目的地に運ぶ道具」がコーチであるとみたイギリス人学生が、スポーツ指導者をコーチと呼ぶようになったといわれている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%81
サンタになれ
島本和彦氏のお話。 島本和彦先生の「サンタになれ!」から引用
『サンタクロースをいつまで信じてた?』なんて
ふざけるな!いつから居なくなったんだよ!?
いいか?サンタの心を受け継いで、これからは君たちがサンタになるんだよ!
『サンタなんか実際いないよ』なんてことを
まるで自分は知識人?常識人である風に言うヤツには
正面から向かって目を見て言ってやれ!
俺がサンタだと!私がサンタなんだと!
みんなサンタになろうよ。
でかい…でかいサンタになれ!
ドリームラッシュ!あなたの夢は何ですか?
夢がかなうというね、なーんて、『夢がかなうといいね』なんて夢を追う立場からね?
子供たちの夢を叶えさせてあげる立場にドンと座るんだよ!
大人を逃げるな!
石のスープ
アジャイルコーチ 原田喜朗氏から教えてもらった童話。
飢えた旅人(修道士とも)が集落にたどり着き、民家に食事を求めて立ち寄ったが、食べさせるものはないと断られてしまった。
一計を案じた旅人は、路傍の石を拾うともう一度民家にかけ合った。「煮るとスープができる不思議な石を持っているのです。鍋と水だけでも貸してください」
興味を持った家人は旅人を招き入れた。旅人は石を煮始めると「この石はもう古くなっているので濃いスープになりません。塩を加えるとよりおいしくなるのですが」と説明した。家人は塩を持ってくる。
旅人は同じようにして、小麦と野菜と肉を持ってこさせた。できあがったスープは見事な味に仕上がっていて、何も知らない家人は感激してしまった。旅人はスープのできる石を家人に預けると、また旅立っていった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97
まとめると
開発の中でそれぞれが「やったほうがいいんだけどなぁ」とか思ってることはある意味夢と言える。
その夢をかなえる位置に座るんだって意味でサンタ。
私がぼんやり思っているコーチ像って問いかけをする人って感じなんだけど、私は問いかけが苦手なので最小のしょぼいたたき台を作ってみんなにみせることで夢に近づくための後押しができないかと思ってる。ここが石のスープ。
コーチはもともとの語源、サンタになれは島本和彦氏の言葉、石のスープは原田騎郎氏に教えてもらったもの。
それぞれの概念は借りてきたもの、その組み合わせを考えたのが自分って感じ。
ふりかえりカンファレンスで聞いた話
キーノート 角さんの講演「ふりかえり過剰考察」で似たような話が出た気がするのでメモ。
ふりかえりカンファレンス2025「ふりかえり過剰考察」 - kdmsnr.com
- 15%ソリューションを目指す
- 問題解決のために実行できる小さなステップという意味では、石のスープに通じる
- 私の場合は数%程度だろうけど。まぁ、15%は目指すところってことで
- 前例がないのは怖いかい? ならお手本になりなさい
- お手本をプレゼントするって考えると、島本和彦氏の「サンタになれ」に通じる
- こっちもお手本にはならないけど、たたき台にならなりそうって感じかな
- 失望の悪循環
- 夢が見れなくなってる状態と言い換えることができるかもしれない